勘違いされている反り腰さん。
背骨には生理的な彎曲があります。
頸椎の前弯
胸椎の緩やかな後弯
腰椎の前弯です。
これらのカーブが自然に作られるようにするには
正しい身体感覚と身体の使い方が大切です。
今日はストレートネックのストレートバックのクライアントさんが２人いらっしゃいました。
僕が
「腰はもう少しカーブがあったほうがいいでしょう。そのほうが頸椎のカーブも作られやすくなりますよ」
とお伝えすると
「え？腰って反ったらダメかと思いました。反り腰はいけないって良く聞くから、、、」
そうなんです。
腰椎の生理的な彎曲と反り腰の区別がつかないのです。
一般の方が知らなくて当たり前なんですが
反り腰はとても勘違いされている言葉です。
反り腰さんのタイプ
ちょっと雑な絵で表現しますとこんな感じです。
左から理想的な腰のカーブさん
猫背反り腰さん
ハイヒール反り腰さん
となります。スミません、かなり雑ですね。
理想的な腰のカーブ
一番左が理想的なカーブです。
重力線に沿って、耳、肩峰、大転子、外踝のやや前方の点が並んで、且つ脊柱のカーブが保たれています。この時骨盤は、やや前傾です。膝も伸びています。
猫背反り腰
真ん中は猫背反り腰です。
このタイプが一番多いかもしれませんが、腰部が重力線より前に突き出してしまいます。
下腹ポッコリ出てしまいます。膝が曲がりO脚になってしまいます。重心はもちろん踵にきます。（絵ではわかりにくくてスミません）腰が前に出る分、腰椎のカーブが消失しやすく、椅子に座ると骨盤が後傾しやすく、さらに猫背になりやすくなります。
ポイントは腰椎カーブもなく、骨盤も前傾できていないのに、立つと腰が前に出てしまい腰が反っているように見える事です。
ハイヒール反り腰
次が、ハイヒール反り腰です。
これは僕が勝手に付けた名前です。スウェーバックとも言います。
骨盤はやや前傾が保てて、大転子と外踝のラインは揃っているのに、上半身が後ろにスライド、スウェーバックしているのがポイントです。少し顎が引き気味になってしまうので、ストレートネックの度合いが強い事もあります。
しかし、ハイヒールを履くと、踵が上がり、上半身のスウェーバックが解消されるので、ハイヒールを履いているほうが楽だと感じる人が多いです。
猫背反り腰の人は、膝を伸ばす力と骨盤やや前傾を保つ力をトレーニングしてもらえれば
前方に飛び出した腰部が後ろに戻り、綺麗な背骨のカーブが作りやすくなります。
ハイヒール反り越しの人は、ハイヒールを脱いだ時も上体を前方に戻す力を取り戻してあげれば腰部への負担は減ります。
ハイブリッド反り腰
もちろん両方の特徴を兼ね備えたハイブリット反り越しの人もいらっしゃいます（笑）
また肥満でお腹が前に突き出してしまったり、妊娠によって反り腰になる人もいますが
それは体型の変化による適応なのでお腹の形が変われば元に戻ります。
あなたは本当に反り腰さん？反り腰の見分け方
反り腰を勘違いして、本当はカーブがあったほうがいい人なのに、わざわざ無くしてしまう人がいます。
ある体操教室で「反り腰と言われたから、それ以来骨盤を後ろに倒している。」
という方がたまにいらっしゃいます。そういう方はただ、腰が重力線より前に出てしまっているだけだというパターンが多いです。
反り腰がどうかを判断するには
見た目だけでなく、多角的な視点で判断しましょう。
反り腰かどうか判断する時は自分の写真を横から撮ってもらい
耳と肩と大転子、踝を線で結んでみましょう。
大転子が線より前に出ていたら猫背反り腰さん。
耳と肩を結んだ線が大転子と踝を結んだ線より後ろならば、ハイヒール反り腰さん。またはスウェーバックタイプです。
腰のカーブは必要ですから、わざと骨盤を後傾しないようにしましょう。
もちろん骨盤が過剰に前傾しておる本物の反り腰さんもいらっしゃるので、そういう人は骨盤が少し後ろに倒れるようなエクササイズないし環境にしてあげると良いかもしれません。（腰が痛くなければ無理にやる必要はありませんが）
日常生活における急性のケガ、交通事故によるケガは柔道整復師として対応いたします。保険証をお持ちください。
慢性痛やしびれなどは解剖学的に分析して自費施術を行います。
通りすがりのぎっくり腰
先日、突然ぎっくり腰の患者さんがおいでました。
当院は予約制ですが、ごくまれに飛び込みの方がいらっしゃいます。
この日は交通事故で首を痛めたという患者さんもいらして
保険の患者さんばかりでした。
さて、この患者さん、良く話を聞いてみると
さっきまで病院に行っていて、「足に血栓がある」と内科で言われたそうです。
詳しい検査結果はまた来週聞かされるそうですが
血栓の程度によっては、あまり触らないほうが良い時もあるので、
この日は軽く腰部の治療をしました。
「すごく楽になったー」
と帰って行かれましたが、血栓の事は聞いておいてよかったと思います。
「本当に必要なのは食生活の改善と、身体の使い方ですから
痛みが少し収まったら、そういうところもやっていきましょうね」
とお伝えしたら
せっせと頑張っておいでています。
日常生活における急性のケガ、交通事故によるケガは柔道整復師として対応いたします。保険証をお持ちください。
慢性痛やしびれなどは解剖学的に分析して自費施術を行います。
まつもと上部頸椎カイロプラクティック
カイロプラクティックについて知りたい方はこちらのブログへどうぞ。
まつもと上部頸椎カイロプラクティックのホームページはこちら
ムスメが毎日Queenを熱唱
Queen - Don't Stop Me Now (Official Video)
最近、４歳の娘を保育所に送りに行くときは
必ずQueenの「Don't Stop Me Now」をかけています。
僕が聞かせているわけではなく
ムスメが聞きたいというのです。
なんと出来たムスメ！
しかもこのPVのフレディを見ても、怖がりもせんかったw！
今では保育所までの道中は
毎日これを歌っています。
だいぶ上手になりましたよ！
まつもと上部頸椎カイロプラクティックのホームページはこちら
普通の人の味方
プロ選手や多くのスポーツ愛好家が来院しています
ってことはありません。
僕自体がそんなにスポーツが好きなほうではありません。
体を動かすのは好きですが、正直野球やサッカー、全く興味ありません。
格闘技のほうが好きですが、自分でやるわけではありません。
剣道はとりあえず三段まで取りましたが。
ギターを弾いたりLIFEを見て笑っているほうが好きです。
運動といえば自宅で筋トレしたり、たまーにジョギングしたりするだけです。
体を壊す頻度が高いのは日常生活と生活習慣
スポーツ選手は練習中や競技中に体を壊すことが多いと思いますが
普通の人は間違った日常生活の積み重ねで体を壊します。
体についた変な癖、不自然な体の使い方、偏った姿勢、睡眠不足や精神的ストレスなどなど。
僕はスポーツ外傷より、そんな日常生活で壊した体をケアするのが得意です。
だって僕も普通の人なんで。
普通の人の味方
ということで僕は普通の人の味方です。
そんなにストイックに体を動かすでもなく、かといって健康に気を使っていないわけでもなく、
休日はのんびりビールでも飲んで、映画でも見て
子供と遊んで笑って過ごす。
そんな普通の人の為のケアが得意です。
だからアドバイスも緩くw日常生活の合間に簡単に出来ることしかお伝えしません。
出来ていないからといって怒るわけでもありません。
専門的な用語はほとんど使いません。
白衣すら着ていません。いつも普段着です。
だけどハイスペック
そんな普通で自然体でいたいと思う反面
ギャップが好きなのでカイロプラクティックはハイスペックでいたいと思っています。
カイロプラクティックのなかでも一番難しいと言われる上部頸椎のアジャストメントと、パターン分析は石川県（とりあえず）では一番でいたいと思っています。
どうぞ気負うことなくお気軽にお越しくださいね！
まつもと接骨院
日常生活における急性のケガ、交通事故によるケガは柔道整復師として対応いたします。保険証をお持ちください。
慢性痛やしびれなどは解剖学的に分析して自費施術を行います。
まつもと上部頸椎カイロプラクティック
カイロプラクティックについて知りたい方はこちらのブログへどうぞ。
まつもと上部頸椎カイロプラクティックのホームページはこちら
首が痛くて起き上がったりできない
こんなケース
朝起きたら首が痛くて
左右も回せない
起き上がる時や横になる瞬間がものすごく痛い。
まず検査
一応カイロプラクティックオフィスなので
サブラクセイションのチェックをしようと思いましたが
痛みや首に貼りまくったシップのためまともな検査ができないので
途中でサブラクセイションチェックは断念。
姿勢分析と重心、そして触診や可動域検査をしました。
どうしたら痛いのか
起き上がる時や寝転ぶ時、頭の重さが肩甲挙筋にかかる時に一番痛みが起きるようでした。
圧痛はあまりありません。
筋収縮が随意的または不随意的に起こる時に痛みが出ます。
他動的に動かしてもあまり痛みは出ませんでした。
どうしたら楽になるのか
仰向けで、枕を高くし、頸部の後ろ側に牽引力がかかるのが一番楽そうでした。
寝違いのような急性の痛みでも、必ず痛みが楽になったり気持ち良く感じるポジションや姿勢があります。それが体が治りやすい姿勢です。
体は治し方を知っています。しかし痛みが強いと冷静でいられなくなるので施術者がそれを教えてあげなければいけません。
どうやって治療をしたか
筋収縮が起きると痛みが強くなります。
その筋肉が伸展されると楽になります。
なので肩甲挙筋が伸展されるようにするだけです。
今回の施術費用は
検査料が¥2,160
施術料が¥3,240です。
合計¥5,400でした。
その後は
その日は夜寝ても痛くなかったそうです。
その後３日はとても楽だったそうですが、すこしまた違和感を感じてきたそうで先日再びいらっしゃいました。
ご本人は痛みも無くしたいがカイロプラクティックにも興味はあるそうなので
もう少しまともにカイロプラクティックの検査ができるようになったらカイロプラクティックをやってみても良いかなとお話しました。
これから二度と同じような事は繰り返さないようにできればと思っています。
まつもと接骨院
日常生活における急性のケガ、交通事故によるケガは柔道整復師として対応いたします。保険証をお持ちください。
慢性痛やしびれなどは解剖学的に分析して自費施術を行います。
まつもと上部頸椎カイロプラクティック
カイロプラクティックについて知りたい方はこちらのブログへどうぞ。
まつもと上部頸椎カイロプラクティックのホームページはこちら
２年前から発症した肩から腕にかけての痛みと痺れ
ストーリー
数年前に左肩から腕にかけて痛みと痺れが発症。
整形外科でリハビリに通い一時軽減したが、夏頃から再発。
鎮痛剤も効かないのでインターネットでまつもとオフィスを探し来院。
左背部肩甲骨内縁に圧痛と放散痛。
安静時と夕方に症状が悪化する。
画像所見なし。
他特筆する既往歴なし。
運動は定期的に行っている。
初回
上部頸椎の左側方偏位をアジャストメント
脚長差と緊張性頸反射消失。
カイロプラクティックでは症状はあまり変わらない事と次回筋肉の施術をしたほうが良い事を説明。
２回目：１週間後
症状変化なし
左肩甲骨内縁の圧痛点を中心に左僧帽筋、左菱形筋、左上腕三頭筋のリリース
３回目：２週間後
症状ほぼ消失
サブラクセイションもなし
圧痛はやや残るので再び筋肉のリリース
おわりに
今回はクライアントさんの意向もあり症状の改善を中心に施術を進めた。
サブラクセイションがあると余計な筋緊張を生じるので初回に取り除いた。
サブラクセイションの無い状態でターゲットの軟部組織のリリースを行った。
痛みや痺れは筋肉の問題で発症することが多い。
日常生活の中に体を壊す習慣や動作が隠れている。
みなさんも日常で体に違和感を感じたら早めにケアしましょう。
まつもと接骨院
日常生活における急性のケガ、交通事故によるケガは柔道整復師として対応いたします。保険証をお持ちください。
慢性痛やしびれなどは解剖学的に分析して自費施術を行います。
まつもと上部頸椎カイロプラクティック
カイロプラクティックについて知りたい方はこちらのブログへどうぞ。
まつもと上部頸椎カイロプラクティックのホームページはこちら
交通事故の話
まず最近交通事が故増えた
スズキさんによると、夏は交通事故が増えるそうです。
免許取り立ての若者と、天気が良いので外を出歩く高齢者が増えるからだそうです。
ところで自賠責保険
当院で交通事故が原因で首を始めとした捻挫や打撲、挫傷を受傷した患者さんは、自賠責保険で施術をしています。
皆さんが強制で加入している自動車損害賠償責任保険です。
自賠責保険は相手（被害者側）に対する補償なので、過失割合が自分が10割だと補償されません。
加害者側の補償は任意保険の人身傷害補償から出ます。
ちなみに傷害の限度額と補償内容
傷害の治療に関わる自賠責保険からの補償には限度額があり120万円とされています。それを超える場合はご加入の任意保険から補填されます。
病院や接骨院での治療費、通院時のタクシー代などの交通費、入院中の雑費1日¥1,100、通院証明書などの文書作成料、通院日数×慰謝料1日￥4,200などが補償の対象です。
詳しくは自動車総合安全情報のページにあります。
人身のみの補償なので、車両などの補償は任意保険に加入する必要があります。
噂では
業界が荒れてるそうです。交通事故の患者さんを通院無料とか事故専門などのキャッチフレーズで集患するので、保険会社さんからも身構えられているんだそうです。慰謝料が1日につき¥4,200出るから通ったほうが得だよと言っちゃう事もあるようです。もちろんきっとこれは一部のケースなはずです。僕の知り合いの接骨院でこんな所はないので本当かどうか分かりません。へー、そうなんだーという感じです。
実は保険会社さんと良い関係
当院は無茶な請求もしないし、なるべく医師の診断書と患者さんの意向に沿って施術をすすめているので、保険会社さんの対応も良いです。医師の診断書通りに施術しなさいという法律はないのですが、そうしています。
保険会社さんから「〜さんは何日かかっても良いんでしっかりと治してあげてください！」とか
患者さんからは「保険会社の人がまつもとさんなら良いよと言っていた」とかお言葉をもらうので、
信頼が一番だなとつくづく感じます。
しかも首専門
僕はずっと上部頸椎カイロプラクティックをしています。いわば首マニアです。正しく安全にカイロプラクティックをするには、正しい解剖学的知識と経験が必要です。カイロプラクティックをする前は整形外科で様々な傷害の患者さんを治療していたので、頸部のむちうち捻挫や挫傷、打撲は柔道整復師の業務範囲内でしっかり施術できます。
先日も2回目で調子が良くなったからもう大丈夫ですという交通事故の患者さんがいました。
もし僕が患者なら
僕が交通事故で首やどこかをケガしたら、まず病院へ行って精密検査してもらうでしょう。そして骨折や脱臼の疑いがなく、「シップ出しとくね、牽引していってね」ぐらいに言われたら接骨院を選ぶでしょう。「なぜこの治療をするのか」という治療の説明と改善の評価をきちんとしてくれる接骨院を選ぶでしょう。そして相手の目を見ます。やっぱり誠実で正直そうな先生が良いからです。
交通事故の相手がごねそうなら迷わず弁護士さんを立てるでしょう。弁護士費用特約に加入しているからです。その後は相手との交渉は弁護士さんがしてくれるので精神的に楽になるはずです。
やっぱり車は危ない
車の運転は本当に危ないです。昔僕が免許を取るときに教官にこう言われました。
「僕は本当はみんなに免許を取って欲しくない。車はそれだけ危険だからだ。走る凶器だ。人なんか簡単に死ぬ。車のスピードも人間の五感をはるかに超えている。人間には車を確実に安全に操作できる能力は備わっていない。」
今でも忘れません。運転は焦ったりイライラしているほど事故率が高くなります。
どうかのんびりゆっくり運転してください。
そう考えるとアイサイトっていいですね。
まつもと接骨院
日常生活における急性のケガ、交通事故によるケガは柔道整復師として対応いたします。保険証をお持ちください。
慢性痛やしびれなどは解剖学的に分析して自費施術を行います。
まつもと上部頸椎カイロプラクティック
カイロプラクティックについて知りたい方はこちらのブログへどうぞ。
まつもと上部頸椎カイロプラクティックのホームページはこちら
