まつもと接骨院

金沢市泉が丘のまつもと接骨院です。電話076-272-8655

勘違いされている反り腰さん。

背骨には生理的な彎曲があります。

 
頸椎の前弯
胸椎の緩やかな後弯
腰椎の前弯です。
これらのカーブが自然に作られるようにするには
正しい身体感覚と身体の使い方が大切です。
 
今日はストレートネックのストレートバックのクライアントさんが2人いらっしゃいました。
 
僕が
「腰はもう少しカーブがあったほうがいいでしょう。そのほうが頸椎のカーブも作られやすくなりますよ」
とお伝えすると
 
「え?腰って反ったらダメかと思いました。反り腰はいけないって良く聞くから、、、」
 
そうなんです。
腰椎の生理的な彎曲と反り腰の区別がつかないのです。
一般の方が知らなくて当たり前なんですが
反り腰はとても勘違いされている言葉です。

反り腰さんのタイプ

ちょっと雑な絵で表現しますとこんな感じです。

左から理想的な腰のカーブさん

猫背反り腰さん

ハイヒール反り腰さん

となります。スミません、かなり雑ですね。

 

 理想的な腰のカーブ

一番左が理想的なカーブです。
重力線に沿って、耳、肩峰、大転子、外踝のやや前方の点が並んで、且つ脊柱のカーブが保たれています。この時骨盤は、やや前傾です。膝も伸びています。
 

猫背反り腰

真ん中は猫背反り腰です。
このタイプが一番多いかもしれませんが、腰部が重力線より前に突き出してしまいます。
下腹ポッコリ出てしまいます。膝が曲がりO脚になってしまいます。重心はもちろん踵にきます。(絵ではわかりにくくてスミません)腰が前に出る分、腰椎のカーブが消失しやすく、椅子に座ると骨盤が後傾しやすく、さらに猫背になりやすくなります。
ポイントは腰椎カーブもなく、骨盤も前傾できていないのに、立つと腰が前に出てしまい腰が反っているように見える事です。
 

 ハイヒール反り腰

次が、ハイヒール反り腰です。
これは僕が勝手に付けた名前です。スウェーバックとも言います。
骨盤はやや前傾が保てて、大転子と外踝のラインは揃っているのに、上半身が後ろにスライド、スウェーバックしているのがポイントです。少し顎が引き気味になってしまうので、ストレートネックの度合いが強い事もあります。
しかし、ハイヒールを履くと、踵が上がり、上半身のスウェーバックが解消されるので、ハイヒールを履いているほうが楽だと感じる人が多いです。
 
猫背反り腰の人は、膝を伸ばす力と骨盤やや前傾を保つ力をトレーニングしてもらえれば
前方に飛び出した腰部が後ろに戻り、綺麗な背骨のカーブが作りやすくなります。
 
ハイヒール反り越しの人は、ハイヒールを脱いだ時も上体を前方に戻す力を取り戻してあげれば腰部への負担は減ります。
 

ハイブリッド反り腰

もちろん両方の特徴を兼ね備えたハイブリット反り越しの人もいらっしゃいます(笑)
また肥満でお腹が前に突き出してしまったり、妊娠によって反り腰になる人もいますが
それは体型の変化による適応なのでお腹の形が変われば元に戻ります。
 

あなたは本当に反り腰さん?反り腰の見分け方

反り腰を勘違いして、本当はカーブがあったほうがいい人なのに、わざわざ無くしてしまう人がいます。
ある体操教室で「反り腰と言われたから、それ以来骨盤を後ろに倒している。」
という方がたまにいらっしゃいます。そういう方はただ、腰が重力線より前に出てしまっているだけだというパターンが多いです。
 
反り腰がどうかを判断するには
見た目だけでなく、多角的な視点で判断しましょう。
 
反り腰かどうか判断する時は自分の写真を横から撮ってもらい
耳と肩と大転子、踝を線で結んでみましょう。
大転子が線より前に出ていたら猫背反り腰さん。
耳と肩を結んだ線が大転子と踝を結んだ線より後ろならば、ハイヒール反り腰さん。またはスウェーバックタイプです。
腰のカーブは必要ですから、わざと骨盤を後傾しないようにしましょう。
もちろん骨盤が過剰に前傾しておる本物の反り腰さんもいらっしゃるので、そういう人は骨盤が少し後ろに倒れるようなエクササイズないし環境にしてあげると良いかもしれません。(腰が痛くなければ無理にやる必要はありませんが)

 

 

 

 

 

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